2007年5月15日(火)、宇部市の全日空ホテルにおいて、県内の金融関係者や企業を対象として「ユーロ・EUセミナー EUからみる世界経済」を開催しました。 ユーログループ議長特別顧問のギュンター・グロシェ氏を招き、「ユーロとEU:過去、現在、未来」と題した講演を約100名が聴く機会となりました。グロシェ氏は、国際通貨基金理事、欧州委員会通貨評議会・経済政策委員会幹事などを経て、2005年からはユーロ採択国の財務大臣などで構成するユーログループの特別顧問に就任しています。ユーロ高という状況もあり、講演会に続く懇親会では、個別の質問や交流も行なわれました。
また、講演に先立ち、グロシェ氏は宇部市の(株)ヤナギヤ(ヨーロッパで食されるシーフード製品の製造機械を輸出・販売している企業。水産練り製品製造機で世界No.1のシェアを誇り、500社との取引実績をもつ。)にも訪問されました。
伝統的な練りの技術を最新のテクノロジーに生かし、機器からロボットまでを取り入れて、食品・医薬品・化学製品まで幅広い応用を提案している(株)ヤナギヤ社長の企業戦略のプレゼンテーションを聞き、ヨーロッパ市場の分析、ユーロ高の影響などについて、活発な意見が交わされていました。